曖昧な意味をもつ日本独自の美的感覚を歴史と文化から紐解いていく、わびさびの説明書
「わびさび」という日本文化の中核ともいえる表現。日本人であれば誰もが耳にしたことがあり、感覚的にもどのようなものかが理解できる人も多い言葉だと思います。
ですが「わびさび」は感覚的すぎるあまり、言葉で説明しようとするととても難しいことがわかります。
本書はそんな「わびさび」について、わかりやすく丁寧に、そして体系的にまとめられている唯一の本だと言えます。本質的な原理から、精神性や心の持ちようまで「わびさび」とは何か?を掘り下げて捉えられるのが楽しく、また装丁も余白の美が凝らされていて一見の価値ありです。
自身のクリエイティブに幅を持たせたいという人
日本文化に興味があり、知識を深めたいという人
和な文化に居心地の良さを感じる人
そういった方々にじっくりと味わってほしい一冊です。
本書の内容(目次)
- イントロダクション
- 歴史的視点等からの考察
- 曖昧化の歴史
- 暫定的な定義
- モダニズムとの比較
- 歴史的概略
- わびさびの宇宙
- チャート
- わびさびの形而上的原理
- わびさびの精神的価値
- わびさびの心
- わびさびの道徳的戒律
- わびさびの物質的特性
- 20年後のさらなる思い
- Making “わびさび”
- 理論的概念としてのわびさび
- なぜわびさびが重要なのか?
- 巻末エッセイ
- 森岡督行「消えてしまう美しさ」
- 渡邉康太郎「振り子がゆれる」
BOOK INFORMATION
Wabi-Sabi わびさびを読み解く
著者:レナード・コーレン
翻訳:内藤ゆき子
巻末エッセイ:森岡督行(森岡書店), 渡邉康太郎(takram design engineering)
出版社:株式会社ビー・エヌ・エヌ
出版:2014/6/30
